【調の基礎知識】調の違いで転調がわかると曲の盛り上がりがわかる★
こんにちは♪
前回は楽譜の基礎知識について
紹介させていただきましたので
こちらをご覧ください★
今回は、
調について紹介をしていきます♪
最初の長音階の説明で
「ドレミファソラシド」と
説明しましたが、
実はこれには他のバリエーションがあります。
たとえば、
「ドレミファソラシド」
の音調と、
「ソラシドレミファ♯ソ」
の音調、音は違えどほとんど同じですよね。
実はここにトリックがあります。
調とは、「ド」の音が
「ドレミファソラシド」のどの位置から
始まるかで決まります。
最初の長音階の画像は
通常の「ド」の位置から
始まるので「ハ長調」となります。
ん?
「ハ」ってどこからやってきた??
と思いませんか?
私はずっと思っていましたw
実は、ハ長調の「ハ」やイ長調の「イ」は
「イロハニホヘトイロハ」のことです。
ただの日本式です。
これを若干入れ替えて、
スタート位置の「ド」を「ハ」に置き換えます。
通常の長音階のドの位置を「ハ」とすると、
「ハニホヘトイロハ」と順番になりますね。
「ハ」(ドの位置)から始まる長調は「ハ長調」、
また、短音階の「ハ」(ドの位置)からはじまる短調は「ハ短調」になります。
だんだん複雑になってきましたね(笑)
たとえば「ニ」(通常のレの位置)の位置から「ド」の音が始まる長音階にすると、
*「レミファ♯ソファシド♯レ」
と弾くと少しだけ音が高い「ドレミファソラシド」のメロディーが出来上がります。
このように調の違いというのは、
曲全体の音の高さだと
理解することができます♪
ピアノの経験があって
楽譜が読める方は、
「調合」(楽譜のト音記号の右にある指定さらえた音に♯または♭が着くよというサイン)
をご存知だと思います。
先ほど説明した
「ニ長調」はファとドが半音あがるため
調合はファとドに♯がつきます。
♯(シャープ)というのは
「半音あがる」という意味で、右隣の黒鍵を示しております。
♭(フラット)は
「半音下がる」という意味で、
左隣の黒鍵または白鍵
を示しております。
このように楽譜上の♯や♭の数によって調がわかります。
よくひとつの曲の中にもいくつも調を変えたメロディーが入ることが多いですよね。
たとえば「エリーぜーのために」だとメインのメロディーは短調ですが、
次に長調に入り、ガラッと曲調が変わります。
このように曲の中で調を変えることを転調と言います♪
転調が使われることで、
曲が盛り上がり、
クライマックスのさびの部分を転調させて、
同じメロディーでも音が高くなることで盛り上がります。
POPソングなどでもよく用いられている手法なので
カラオケによく行かれる方なんかは、
「同じフレーズなのに音が高くなって歌いにくい、という経験があるかと思いますが、
まさしくそれが「転調」です♪
調の説明は以上になりますが、
音楽の世界は深いですね!
そしてこれを発見した人は本当に天才だなと感じました!!
それでは次回もお楽しみに♪